今昔玉手箱2/聖書文明編
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ジャンル:未設定
シリーズ:今昔玉手箱

公開開始日:2011/03/24
最終更新日:2011/03/24 13:09

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今昔玉手箱2/聖書文明編 第1章 オリエントの章(旧約聖書の世界)
 図書館ではビロニア語、フェニ
キア語、エジプト語、ヘブル語の
翻訳が重要な仕事の1つだった。
プトレマイオス2世は、ヘブル語
で書かれた旧約聖書のギリシャ語
翻訳を命令。セプトゥアギンタ
(70人訳聖書)が編纂された。
現在の聖書はすべて、これを
各国語に翻訳したものである。

 ムーセイオンでの研究成果が、
なぜローマ帝国での産業革命に
繋がらず、自動車や蒸気船・蒸気
機関車が走らなかったのか。主な
原因は、キリスト教徒の勢力拡大
にある。彼らは科学や芸術を
異教徒のしるしとして忌み嫌った
からである。ちなみに異端とは、
自分で考えるという意味の
ギリシャ語に由来する。

 BC30年8月12日、クレオ
パトラ7世の死によってプトレ
マイオス朝は終わった。しかし学都
アレキサンドリアは、ローマ帝国の
属領として充実し、新プラトン主義
などを創始。哲学の都として賢者を
集めた。

 AD47年ローマ軍がアレキ
サンドリアに乱入。図書館に放火
して大半の蔵書が焼かれた。その後
いったんは40万巻にまで回復した
のだが、288年にキリスト教徒の
暴動が起きて、ムーセイオンの
研究者や図書館員を惨殺。蔵書に
火を放ってパピルス5万巻を灰に
した。
 さらに640年にはイスラム教徒
がエジプトに侵攻。図書館の蔵書は
コーランに一致していない異端の書
とされ、パピルス100万巻は全て
焼かれた。古代の叡智はことごとく、
狂信者の手で火葬されたのである。
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