今昔玉手箱2/聖書文明編
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シリーズ:今昔玉手箱

公開開始日:2011/03/24
最終更新日:2011/03/24 13:09

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今昔玉手箱2/聖書文明編 第1章 オリエントの章(旧約聖書の世界)
 日本では埼玉県秩父市田村の
「小鹿坂(おがさか)遺跡」から、
建物の柱穴と石器30個が出土。
50万年前の多摩ローム層最下層で
ある。柱穴という事は、木造建築の
住居があったことを意味している。
洞窟に住んでいたというイメージは
改めたほうがよさそうだ。

 そして今から約30万年前、現代人
の祖となるホモ・サピエンスが出現
する。細胞中のミトコンドリアを娘
から母、祖母とたどってゆくと、
人類はアフリカ生まれの最初の母親
「ミトコンドリア・イブ」にたどり
つくという。その年代の上限は
30万年だという。

 最初の母親などと表現されると、
ミトコンドリア・イブの母親は誰
なのだ? という疑問が湧きあがる。
そこで思い浮かぶのは、創世記1章
26節の「われわれのかたちに、
われわれにかたどって人を造り、
これに海の魚と、空の鳥と、家畜と、
地のすべての獣と、地のすべて
の這うものとを治めさせよう」
という章句である。

 創世記の原典と思われるメソポタ
ミア神話の1つ、アッカド叙事詩
「アトラ・ハシス」では、科学者
エンキが助手のニンティと共に、
血から抽出した「テエマ」と精液
を容器の中で混ぜ、
エンキの妻ニンキの子宮へ移植し、
新しく生まれ出たもの「アダム」の
誕生を喜ぶという物語がある。

 1978年のイギリスで、12年
の失敗を経て初の試験管ベビーが
誕生する。成功したのは、卵子と
精子を混ぜ合わせる際、血液から
抽出した「血清」を加える事だった。
この事実をふまえて改めてアッカド
神話を読むと、テエマとは血清の
事だったのかと、ようやく理解
出来るのである。
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