今昔玉手箱2/聖書文明編
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シリーズ:今昔玉手箱

公開開始日:2011/03/24
最終更新日:2011/03/24 13:09

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今昔玉手箱2/聖書文明編 第1章 オリエントの章(旧約聖書の世界)
◎オリエントの章
 (旧約聖書の世界)


○プロメテウス

 現代文明の源流を遡ってゆく
と、メソポタミアに栄えていた
シュメール文明にたどり着く。
シュメール人の神話によると、
最初に英雄・ギルガメシュが
森の神・フンババを殺す事に
始まる。森は大地に水を蓄え、
潤っていた。フンババは、
大地の女神・イナンナと共に
戦うが、ギルガメシュに敗れ
去る。森は切り拓かれて小麦畑
や牧草地になり、街や神殿が
築かれた。その建築材料となる
「焼成レンガ」を作る為に、
大量の木材が伐採された。森が
消え、肥えた土壌が流され、
気候が変化し、砂漠化が進行
した。

それから5千年あまりを経た
現代文明。地球規模の環境破壊
によって、人類はようやく事の
重大さに気づいた。それはフン
ババやイナンナといった自然の
神々の、壮大な復讐劇にも似て
いる。人類はようやく、自然の
神々と和解すべく、交渉のテー
ブルについたばかりだ。

 神々の中には、人類の文明に
対する愛護者も存在する。ギリ
シャ神話に登場する。プロメ
テウスである。全能の神・ゼウス
の反対を押し切って、人間に
「神火」を与え、文明を伝えた
神。ギリシャの作家によって、
プロメテウスは「生命の多様性」
を楽しむ神として描かれている。
そもそも「黄金の第一種族」と
呼ばれる人間をつくったのは、
ゼウスではなくプロメテウス
だった。彼らは、「エデンの園」
のような伝説の楽園に住んでいた。
プロメテウスはこよなく人間を
愛し、共に楽しんでいた。

 だが、黄金の種族と呼ばれた
人間は、10年にわたる「ティー
ターンの戦い」のとばっちりを
うけて絶滅してしまう。ゼウス
率いるオリンポス軍と、旧世代
(ティーターン族)の壮絶な戦い
だった。もともとプロメテウス
も旧世代に属していたのだが、
彼らの凶暴さに見切りをつけて
ゼウス政権に「外様大名」として
参画したのだった。
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