今昔玉手箱2/聖書文明編
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シリーズ:今昔玉手箱

公開開始日:2011/03/24
最終更新日:2011/03/24 13:09

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今昔玉手箱2/聖書文明編 第2章 ダークマインドの章(人の心は複雑怪奇)
 新実や村井ら麻原の高弟たちは、
この教えを素直に信じ、魂の解放を
行う実践者として善意で坂本一家を
殺害したのだった。弟子たちにとって
麻原は絶対の存在だった。確信犯の
新実は続けて語る。

「熱心に誠意をもって、自分自身が
ポアされることになっても、喜んで
実践したいと思う」

 人は特定の信念なり信条なりを自分
で真実と認めると、ひたむきに信じ
続ける習性があるらしい。その信条が
いかに奇妙なものであっても、めった
な事では変化しない。こうした洗脳
状態は、オウム真理教の信者や教祖
の麻原が特別だから起こるわけでは
ないようだ。

 明治時代から第二次世界大戦まで、
全ての日本国民は教育勅語や軍人勅諭
を、学校や軍隊で暗記させられていた。
勅語とは天皇の御言葉に等しい。当時
天皇はあらひとがみ現人神であり、
日本人にとって絶対の存在だった。
 軍人勅諭で日本軍は天皇の軍隊で
あると説いたうえで、戦陣訓で具体的
指針を示した。曰く「陣地は死すとも
敵に委すことなかれ」。日本軍は
戦陣訓に忠実な軍隊だった。1943
(昭和18)年にアメリカ軍の大反攻
作戦が始まると、アッツ島、アド
ミラルティ諸島、タラワ島、マー
シャル諸島、エンチャビ島、マキン島、
エニウェトク島、メリシン島の日本軍
守備隊は、陣地を死守して玉砕(全滅)
していった。

 戦陣訓曰く「生きて虜囚の辱(はず
かしめ)を受けず、死して罪禍の汚名
を残すことなかれ」。捕虜になる
くらいなら死になさいというのである。
6月6日、グアム・サイパン・テニ
アン島を占領する「マリアナ作戦」
が実施された。日本軍は7月6日に
南雲・斉藤中将が自決。守備隊は
7日と8日に「天皇陛下万歳」を
叫びながら敵陣に斬り込む「万歳
突撃」を敢行して玉砕した。
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