七星伝
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発行者:龍牙
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ジャンル:ファンタジー
シリーズ:七星伝

公開開始日:2011/03/13
最終更新日:2011/05/03 16:25

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七星伝 第4章 第1章『日常と非日常』1
「やれやれ、あの二人は相変わらず…だね。」

「昔は翔も自分達の役割を重く感じていなかったけどな…。」

高校の二階の窓から外の景色だけでなく、翔達の様子を眺めながら、彼等の会話を聞き取り、または唇の動きから読み取ってそう呟くのは他の生徒の物とデザインの違う白い制服を着た二人の少年。七星士の一人で風の星『白羽 翼(しらは つばさ)』と同じく七星士の一人の水の星『大海 水(おおみ すい)』の二人。

七星士の中で軍師的な役割を担う『風』。どこにでも有り、全てを知る七星士の軍師。それが、翼の星。

そして、風を補佐する役割が『水』。世界を流れ命を育み、牙を向けば全てを押し流す濁流にさえ変わる。それが水の星だ。

同時に彼等二人は星ヶ原高校の風紀委員も務めている立場なのだが、それを彼等が七星士としての役割を隠す為の隠れ布として扱っている。

「さて、遅刻者は無しか?」

「そうだね。裏から入ろうって無謀な事を考える奴も居なくて助かるね。」

「そう言えば、委員長はどうした?」

「今日は休むってさ。」

「そうか。」

二人の会話の中に現われる委員長と呼ばれる人物は『一条 星夜(いちじょう せいや)』、七星士の一人で『月の星』。同時に七星士の中で一番年上で星ヶ原高校の風紀委員会の委員長を務めている。

何故休むのかと言う理由もすぐに理解できる為に何も言う気は無いが、自分を含めて四人しか居ないと言う戦力的に大幅に下がっている現状には頭を抱えたくなる。

「…水、放課後に翔と焔に次の仕事についての連絡を頼む…。」

「オッケー。今日はぼくも動こうか?」

「いや、お前には別の仕事をして貰う。」
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