歴史エッセイ集「今昔玉手箱」
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ジャンル:未設定
シリーズ:今昔玉手箱

公開開始日:2011/03/11
最終更新日:2011/03/11 11:01

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歴史エッセイ集「今昔玉手箱」 第4章 黒の章(悲惨な戦争と希望の光)
○香港攻略戦


 1941(昭和16)年12月8日と
いうと、ハワイ真珠湾攻撃があまりに
も有名だが、日本軍は午前0時を
期して、英領香港、フィリピン、マレー、
シンガポール、ビルマ、ジャワへも
一斉に戦闘を開始したのである。

 当時の英領香港は、米英仏などから
中国・蒋介石軍への援助物資が集積し、
ジャーデン・バターフィールド・ドッ
トウェルという船舶会社によって輸送
されていた。シンガポールと共に英国
の二大拠点としての香港は、ビクトリア
要塞の砲門が全島を覆い、九龍半島も
いたる所に地雷が埋設されていた。

 日本軍部は、日中戦争を遂行する
上で極めて重要な香港攻略の計画を
早くから進め、1940(昭和15)年
7月には、陸軍最強の第一砲兵隊を
含む攻城砲部隊の編成が行なわれた。
陸軍は酒井隆中将率いる第23軍、
約2万人。海軍は新見政一中将率いる
第二遣支艦隊の合同作戦と決した。

 第23軍の主力は、佐野忠義中将
率いる第38師団と第1砲兵隊。土佐
秀治大佐指揮下の陸軍航空隊は、
広東市の天蓋飛行場と白雲山飛行場に、
戦闘機「隼」や九七重爆など200機
あまりが待機していた。

 一方香港島北西「青衣島」南方海上
には、砲艦「橋立・宇治・嵯峨」、
軽巡「五十鈴」、駆逐艦「栂(つが)」、
哨戒船「東照丸」、第11水雷戦隊、
第6駆逐隊、陸戦隊、第4掃海隊の
大小艦船が集結していた。

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