歴史エッセイ集「今昔玉手箱」
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ジャンル:未設定
シリーズ:今昔玉手箱

公開開始日:2011/03/11
最終更新日:2011/03/11 11:01

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歴史エッセイ集「今昔玉手箱」 第1章 江戸東京玉手箱(世界の大都市お江戸裏事情)
○将門塚の呪い


「江戸っ子だってねぇ~神田の
生まれよ!!」と、落語「三十石」。
上野・浅草は下町だし、大川を
渡った本所・深川に至っては
江戸御府外地。目黒は鷹狩りの
場だし、麻布には狸しかいないし、
内藤新宿や千住、品川、板橋は
宿場町だし・・って事になると
やはり江戸っ子といえば神田に
落ち着くんだろう。大江戸3大
祭りといえば、浅草三社祭・
赤坂日枝神社の山王祭と神田
明神の神田祭り。銭形平次は
神田明神下の人。

神田明神の創建は、奈良朝の
天平2(730)年の神田の宮に
遡る。徳川時代の元和2(16
16)年、江戸総鎮守として
現在の湯島台に移った。祭神は
大己貴命(おほむなむみのみこと)
=大国主命と平将門を合祀して
いる。比較的神社仏閣好きの私
だが、どういうわけか、この神田
明神に参拝した事がない。参拝
しようと思った事もないような気
がする。おそらく私の血統が、
平将門を討伐した藤原秀郷の流れ
に組みしているからなんだろうな
と思う。関東・東北の藤原氏は、
たいてい秀郷を祖としている。
奥州藤原氏も、佐藤義清(西行)も。
多少流れは違うが、伊達氏も
上杉氏も藤原である。

 田原藤太・藤原秀郷は下野国
(栃木県)の人で、国司の下で山賊・
盗人・反乱を討伐する押領使と
いう軍事警察の長だった。将門が
坂東(関東)を独立国にしようと
反乱を起こし、自ら新皇と名乗った
ため、朝廷の命に従って討伐に
乗り出したわけだ。将門は一人
の巫女が八幡大菩薩の使いとして
神懸り、天皇の位を将門に授ける
と告げた。これを記録するのは
正二位左大臣・菅原朝臣道真の
霊魂であると。

やばいなぁ。菅原道真といえば
今でこそ天神様に祀られている
けど、藤原時平をはじめとする
藤原氏を呪い、大怨霊の長として
君臨する人物。将門も藤原秀郷と
「いま一度戦おうぞ」と、敗戦の
無念を抱きながら大怨霊になって
いく人物。反藤原の2大巨頭なのだ。
古くは出雲国の大国主命だ。天皇家
と藤原氏の天孫族が日本を支配する
以前の国津神。霊統で言えば
反主流派なのだ。
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