歴史エッセイ集「今昔玉手箱」
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ジャンル:未設定
シリーズ:今昔玉手箱

公開開始日:2011/03/11
最終更新日:2011/03/11 11:01

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歴史エッセイ集「今昔玉手箱」 第2章 幻の章(おとぎ話や妖怪の事など)
 日本も古来より、諸天善神・
百鬼夜行入り乱れる、なかなかに
バラエティ豊かなイマジネーション
大国だった。闇の喪失と科学の横暴
によって、一時息をひそめていた
ものの、どっこい彼らはしぶとく
生き残っている。

 妖怪の代表といえば河童(かっぱ)
である。記録によると彼らは、627
(推古35)年に中国から大挙して九州
にやって来た、渡来系妖怪という事に
なっている。熊本県の球磨川に棲み
ついた彼らは、やがて9千匹にまで
増え悪さを働くようになった。虎退治
で有名な肥後藩主・加藤清正は、河童
の天敵である猿を集めて彼らを攻撃。
追いつめられた河童は和議を受け入れ、
この後は水天宮の使いとして水難除け
の神になったのだそうだ。

 稲荷神社で正一位として祀られて
いる狐は、中国(周)で北斗七星の化身
とされる霊獣だった。加えて狐は、
古墳や墓地の穴を棲家にしていた為、
死霊や祖霊の化身と考えられるように
なった。由緒正しい霊獣のはずの狐
だが、どうも人を化かしたり人に憑く
のが好きないたずら者、奸智にたけた
ひねくれ者でもあるようだ。

 544(欽明5)年に美濃国(岐阜県)
で、狐が女に化けて男と結婚し、一子
をもうけるという記録がある。狐は女
に化けるのが得意技なのである。現代
でも繁華街の森で、狐に化かされたと
泣いている男たちの噂は絶えない。
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