歴史エッセイ集「今昔玉手箱」
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ジャンル:未設定
シリーズ:今昔玉手箱

公開開始日:2011/03/11
最終更新日:2011/03/11 11:01

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歴史エッセイ集「今昔玉手箱」 第2章 幻の章(おとぎ話や妖怪の事など)
○何か妖怪


物質を構成する最小粒子といえば
原子である。最も軽い水素原子は、
原子核と1個の電子から成り立って
いる。大きさは10の-8乗センチ
程の球状体なのだが、仮に原子核を
1cmとすると、電子はそこから
半径1km先の軌道を周回している事
になるのだという。国会議事堂を
中心にすると、軌道の内側に永田町
や霞ヶ関の町がすっぽりと収まって
しまうのである。

 私はこの例えをかねがね不思議に
思っていた。原子核と電子の間には
何があるのかと。科学者は「何も無い」
と答えていた。物質とは案外スカスカ
なものなのだと。では何もないという
「何も」とは、一体何がないのか?

 天文学者はこの「何」を、ダーク
マター(暗黒物質)と呼んでいる。質量
はあるらしいが目には見えず、他の
物質とは重力以外のどんな形の相互
作用もないのだそうだ。何だかよく
わからない物質らしい。
 ところが物質とダークマターを
合計しても、宇宙全体の23%に
しかならないのだという。この宇宙
には、これまた何だかよくわからない
「ダークエネルギー」なるものが
充満しているらしい。物質とダーク
マター、ダークエネルギーを合計
すると、やっと宇宙全体の96%に
なるという。

 要するに、現在我々人類が認識して
いる物質宇宙というのは、無限エネル
ギーの海に浮かぶ「ひょっこり
ひょうたん島」のような世界なの
だろう。現在の科学で、何だかよく
わからないエネルギーの方が多いと
判明した事は、これまで科学的でない
という理由で排除・抑圧されてきた
世界に、再び復権のチャンスが訪れた
事になる。

 それは人類のイマジネーションの
世界に棲み、人類の歴史と共に存在
してきた善神や霊獣、悪魔や妖怪、
精霊や妖精といった存在である。
古代ギリシャ世界において、神々は
人間と共にあり、文学や美術で精彩
を放っていた。悪魔は西欧文明の影
として、今でも毒の香を放っている。
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