歴史エッセイ集「今昔玉手箱」
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シリーズ:今昔玉手箱

公開開始日:2011/03/11
最終更新日:2011/03/11 11:01

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歴史エッセイ集「今昔玉手箱」 第2章 幻の章(おとぎ話や妖怪の事など)
 桃太郎伝説発祥の地、吉備国
(きびのくに)(岡山県備前・
備中・美作(みまさか)と広島県
備後)も、古墳時代から真金
(鉄)ふく吉備と言われた、鉄の
一大生産地だった。鉄からつく
られる農具や釜・刀剣の類が、
いかに重要であり、権力と結び
ついているかは語るまでもない
だろう。

 そして製鉄者集団の多くは、
朝鮮半島から渡来した人々
だった。吉備国に、百済
(くだら)の王子「温羅(うら)」
という人物がやって来たのだと
いう。身長一丈四尺(4.6
メートル)の大男で、髪やひげ
は赤かった。瀬戸内の船を
襲って、金品や婦女子を
略奪し、鬼として恐れられた。

 大和朝廷は温羅討伐を吉備
津彦命(きびつひこのみこと)
に命じ、彼は見事温羅の首を
挙げた。だが串刺しにされた
首は、何年たっても唸り続けた。
吉備津彦命は、備中一の宮・
吉備津神社の釜殿の下に八尺
(2.5メートル)の穴を掘り、
首を埋めたが、首はなお
13年間唸り続けたのだと
いう。これを「鳴釜神事由来」
と言う。

 と同時に、吉備津彦命が
桃太郎、温羅が鬼のモデルで
あるとも言われている。温羅
が築いたとされる「鬼の城
(きのじょう)」が、岡山県
総社市北方の山に残っている。
この城跡は古代朝鮮式の要塞
で、標高403メートルの
頂上付近に、長さ2.8キロ
メートルの石垣と、5つの
水門跡が残されている。

 現在、岡山県総社市は、
「鬼こそ地方自治の原点」
とばかりに、鬼剣舞(おに
けんばい)の里・岩手県
北上市や、長野県鬼無里
(きなさ)、新潟県佐渡郡
新穂村(鬼太鼓おんでこ)、
京都府大江町(大江山の
鬼退治)島根県溝口町、
熊本県天草郡五和町、
鹿児島県曽於郡末吉町など
と共に、「鬼サミット」の
ネットワークを形成して
いる。桃太郎と鬼・・あなた
はどちらが好きですか?
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