歴史エッセイ集「今昔玉手箱」
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シリーズ:今昔玉手箱

公開開始日:2011/03/11
最終更新日:2011/03/11 11:01

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歴史エッセイ集「今昔玉手箱」 第2章 幻の章(おとぎ話や妖怪の事など)
◎幻の章
 (おとぎ話や妖怪の事など)



○鬼


 平安時代の陰陽師(おん
みょうじ)阿倍清明(あべの
せいめい)が、ひそかな
ブームになって久しい。
彼は「この世をば わが
世とぞ思う望月の 
かけたることも無しと
思えば」という歌を詠み、
高笑いをしていた関白・
藤原道長(966~
1027)と、ほぼ
同時代人である。

 陰陽師とは律令国家
公認の占い師で、陰陽寮
で研究と教育が行なわれ
ていた。清明は賀茂忠行・
保憲に師事し、役職の
最高位である「天文博士」
になる。清明は一条天皇
(在986~1011)や
関白道長を、魔物や怨霊・
生霊から守るゴースト
バスターとして信頼され、
従四位下の官位を得ている。

 陰陽道は、太極が陰陽に
分かれ、火水木金土の要
(五行)が生じ、それらが
互いに助け合い(相生)、
あるいは反発し合う
(相克)原理を根本に据え
ている。これに甲
(きのえ)・丙(ひのえ)
などの五行の陰陽(十干)、
子牛寅などの十二支が
加わり、複雑になって
ゆく。これらを筮竹(ぜい
ちく)と算木、あるいは
地盤と天盤を組み合わ
せて占うのである。

 この陰陽師の聖典を、
「金烏玉兎集(きんう
ぎょくとしゅう)」と
いう。唐の時代、伯道
上人なる人物が天竺
(インド)の聖霊山なる
所へと旅をして、文殊
菩薩から伝えられたと
いう伝説がある。それを
日本に伝えたのは、
遣唐使の吉備真備(きびの
まきび/693~775)
だと言われている。
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