歴史エッセイ集「今昔玉手箱」
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シリーズ:今昔玉手箱

公開開始日:2011/03/11
最終更新日:2011/03/11 11:01

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歴史エッセイ集「今昔玉手箱」 第1章 江戸東京玉手箱(世界の大都市お江戸裏事情)
○混浴禁止


 古今東西、風呂好きの民族
といえば、古代ローマ人と
日本人だろう。イタリアも
日本も、火山と温泉の国。
特に日本は、太古の昔から
今に至るまで、まさに「湯水
の如く」豊富に湯が湧き出て
いる温泉大国なのである。

 そんな日本だからこそ、
人間に限らず猿も鹿も熊も
出湯(いでゆ)に浸かって傷
や病を癒していた。おそらく
は旧石器人たちも湯に浸かり、
あるいは肉や木の実を茹でたり
蒸したりして、温泉を利用
していた事だろう。

 おそらくなどでなく、温泉
の歴史として明確に記述する
となると、その始まりは今から
約6千年前の縄文前期という
事になる。長野県上諏訪町駅前
の発掘調査の際、湯垢のこびり
ついた局部磨石斧と共に、大石が
環状に並んだ露天風呂跡が発見
された。硫黄質の湯が涌いて
いた事は確実だという。

 他にも岩手県和賀郡湯田町の
大台野遺跡、秋田県鹿角市
十和田大湯の大湯遺跡、長野県
茅野市北山湯川の上之段遺跡、
島根県安来市九重町地獄谷の
九重遺跡、愛媛県松山市小坂町
の釜ノ口遺跡、長崎県諌早市
湯野尾町の川頭遺跡など、現在
の温泉近くに縄文遺跡がある。

 時移り、神話の時代。伊予国
湯の郡(愛媛県松山市道後温泉)
の始まりは、大穴持命(おおあな
もちのみこと)が仮死状態に
陥ってしまった少彦名命(すくな
ひこなのみこと)を蘇生させよう
と、速水(はやみ)の湯(大分県
別府市・別府温泉)から地下水道
を引いて入浴させたのだという。
さすが神様、スケールが大きい。
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