老人ホームの人妻看護師
老人ホームの人妻看護師
成人向
発行者:つかさ
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ジャンル:その他

公開開始日:2011/03/21
最終更新日:2012/11/24 17:07

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老人ホームの人妻看護師 第14章 お願い69
おじいさん、もう片方の手を私の手の上に重ねて、涙を流しながらお礼を言うんです。私も思わず、涙が出そうになりました。

なんだかホントにお別れな気がしてきますが、そんな気持ちを振り切ります。もっともっと長生きしてもらうんです。
「おじいさん、私に出来ることがあれば、なんでも遠慮なさらず言って下さい。奥さんの代わりにはなれませんが、私に出来ることならなんでもしますから」
「ありがとう、ありがとう」

そうだ、私が似てると言うのなら奥さんを思い出してもらうのが一番じゃないでしょうか。
「奥さんとは、いつもどんな話をされてたんですか?」
「そうじゃなー、あれが生きてた頃は、いつも横に寝てくれて話をしていたなー。ほれ、もうわしは体力も無くあまり起き上がれんし、耳も遠いじゃろ。だから、気を使って布団の中に入ってくれてなー、いつもここに寝たまま話し込んでたもんじゃ」
「ほんと、仲がよかったんですねー」
「そうじゃなー。もう一度だけでも、ああやって話がしたかったなー」

私、なんの抵抗もありませんでした。おじいさんを元気にする使命感みたいなものに突き動かされます。

「じゃあ、そうしましょ。そうだ、今日はそうやって話をしましょ」
「えっ」

驚くおじいさんの布団に私はさっさと入っていきました。
おじいさんの方が慌てて距離を取ってるんです。照れちゃって可愛いなんて思ったほどです。

「二人で、こうやって上を向いて話してたんですか?」
「いや、いつも、横向きにわしが抱きかかえるようにして話をしていたなー。」
「こうですね」

おじいさんの手を取り、頭の下に。腕枕して、そのまま横を向きました。
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