老人ホームの人妻看護師
老人ホームの人妻看護師
成人向
発行者:つかさ
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ジャンル:その他

公開開始日:2011/03/21
最終更新日:2012/11/24 17:07

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老人ホームの人妻看護師 第4章 痴漢です!
遠くに太田さんが駆けているのが見えます。どうやら駅に向かっているようです。私もすぐに後を追いかけました。
もう少しというところまで追いついたんですが、私は踏切待ちです。太田さんを呼ぼうにも息があがっちゃって声になりません。
その太田さんは何やら男の人にペコペコと頭を下げています。そして何やら指差されてホームに入って行きました。
踏切があがると、私はすぐにその男の人のところへ駆け寄りました。
まだ声がまともに出ません。

「あの・・・、あの、これ太田さん」

顔を見ると男の人は怒っているようです。太田さん間に合わなかったのかしらなんて思ったんですけど、その怒りは私に向けてのものだったんです。

「君っ、なにしてんの。遅いよ。撮影許可取ってるのわかってんの」
「えっ、いや、私は」
「言い訳はいい。早く来て」

腕を掴まれて、私はホームに連れていかれました。

「あの、台本」
「何言ってんの。今日は台本なんかいい。台詞は無し。とにかく恥ずかしそうに黙ってて。それに許可を待つために最後に残ったシーンじゃないか、台本はもう用無しだよ」
「えっ、えっ」

訳の判らないままホームの一番奥まで連れていかれました。
電車を見ると中に太田さんがいます。まだ声が出ない私はぜーぜー言いながら太田さんに向かって手を振ったんですが、気付いてくれません。

「さっ、早くメガネかけて」

男の人は台本とメガネを撮りあげると、私の顔にメガネをかけました。

「いいね、顔はドアを向けて動かないで。途中で外から撮影してるから」
「あの、あの」

その時に電車が発車するベルが鳴り始めましたんです。
私は後ろ向きのまま、無理やり電車に押し込まれたんです。
茫然としている間にドアが閉まり、電車が発車しちゃいました。
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