老人ホームの人妻看護師
老人ホームの人妻看護師
成人向
発行者:つかさ
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ジャンル:その他

公開開始日:2011/03/21
最終更新日:2012/11/24 17:07

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老人ホームの人妻看護師 第30章 息子の目の前で
思えば、事件は朝から起きてたんです。
朝10時頃だったと思います。
階段の踊り場にある蛍光灯が切れているのに気付きました。今となっては気付いてしまいました、です。

窓の無い階段で足元が見えずに皆さんが階段でこけたりしたら大変だと思い、すぐに管理人さんに知らせました。
「すいません、管理人さん。階段の蛍光灯が切れてるんですけど」
ちなみに管理人さんのお名前は大野さんなんですけど、私も含めて皆が管理人さんと呼んでます。
「はいはい、ちょっと待っててねー」
管理人さんはちょうど60才。務めていた会社を定年退職されて、以来5年間夫婦でホームで働いてらっしゃいます。以前住んでいたマンションは息子さんに譲り、いまは此処へ住み込みです。でも息子さん夫婦と仲違してきた訳ではなく、寧ろ引き留める息子さん夫婦に対して、元気なうちは好きにさせてくれと説得して出て来たらしいです。確かにお2人とも若々しくて、まだまだ働き盛りと言った感じの御夫婦です。

お部屋を出て倉庫に向かう管理人さん。私は後ろを追いかけます。
「階段ですよね?」
「ハイ」
しばらくすると管理人さんは左手に蛍光灯、右手に脚立を持って出て来ました。
「申し訳ないけど、由香里さん、手伝ってくれるかね」
もちろん最初からそのつもり。
「ハイ」
管理人さんから蛍光灯を受け取り、並んで階段の踊り場へ。
「今日はカミさんが朝から出掛けててね」
「あれっ、そう言えば、ここ1週間くらいいつもお出かけしてますね?」
お二人はとても仲が良くて、いつも一緒なんです。お一人で出かけるなんてあまり見た事ありません。
「うん、ちょっとね」
何だか歯切れが悪い管理人さん。
「もしかして喧嘩でも?」
「・・・実はそのとおり。ハー」
あらっ、冗談のつもりだったのに。それにしても溜息つくほど凹んでるなんて、やっぱり仲がいいんですね。
「大丈夫、直ぐ帰ってきますよ」
慰めになるかしら?
「そうだといいが。・・・まっ、まずは蛍光灯だ」
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