今昔医療福祉外伝
今昔医療福祉外伝
アフィリエイトOK
発行者:オフィス亀松亭
価格:章別決済
章別決済は特定の章でのみ課金が発生いたします。
無料の章は自由にお読みいただけます。

ジャンル:ノンフィクション
シリーズ:今昔玉手箱

公開開始日:2011/03/02
最終更新日:2011/03/02 11:02

オーナーサイトへ
アフィリエイトする
マイライブラリ
マイライブラリに追加すると更新情報の通知など細かな設定ができ、読みやすくなります。
章一覧へ(章別決済)
今昔医療福祉外伝 第10章 ホスピス(上) /ホスピスの成り立ち
 ナイチンゲールは、華やかなパリ
社交界のドレスを脱ぎ捨て、悲惨と
汚物にまみれた「病院」に身を投じた
のである。33歳の時、志願して
クリミア戦争に従軍。野戦病院で壮絶
な働きをして、「クリミアの天使」と
賞賛された話はあまりにも有名である。

 イギリスに帰国後、ビクトリア女王
に病院改革案を献策し、看護婦学校を
創設。自ら病に冒されながらも、自宅
のベッドで1万5千通にのぼる手紙を
書き続けた。それまで一室に50~60
ものベッドがあり、床に汚物臭が
たちこめていた病院が、様相を一変させて
ゆく。スチーム暖房。食事用リフト.
ナース・コールなど、現代の病院の基礎
が次々に築かれていった。

 現在のホスピス=ターミナル・ケアの
精神を、西洋で最初に説いたのは、アイル
ランドの修道女・メリー・エイケンヘッド
である。1905年の事だった。ナイチン
ゲールが死亡した翌年の1911年、
イギリスのダグラス・マクミランは、
「救癌マクミラン基金」を創設。訪問
看護婦(マクミラン・ナ―ス)による、
在宅ケアチームが組織された。

 1967年、女性医師・シシリー・
ソーンダースの働きにより、世界初の
独立型ホスピス「セント・クリスト
ファー・ホスピス」が誕生。イギリスは
ナイチンゲールの登場以降、医療・福祉
の先進国になってゆく。人口5千万人に
対し、民間100施設、国営30施設の
ホスピスがある。
75
最初 前へ 72737475767778 次へ 最後
ページへ 
ページの先頭へ