今昔医療福祉外伝
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発行者:オフィス亀松亭
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ジャンル:ノンフィクション
シリーズ:今昔玉手箱

公開開始日:2011/03/02
最終更新日:2011/03/02 11:02

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今昔医療福祉外伝 第10章 ホスピス(上) /ホスピスの成り立ち
 がん。日本人の死因第一位。年間
総死亡者約78万人のうち、約22万人
ががんで死亡している。4人に1人
の割合である。「がん戦争」の言葉
通り、人類の宿敵であるがんをめぐる
壮絶な戦いは、果てしなく続けられて
いる。

 外科療法・化学療法・放射線療法・
電磁波温熱療法などの対症療法。再発
予防法としての免疫温熱療法。さらに
中国医学を考慮に入れた治療法など、
考えられるありとあらゆる治療が
成されてきた。その結果、がんは
不治の病ではなくなった。胃がんや
乳がんは、早期発見の場合、90
パーセント以上の確率で治ると
言われている。

 しかし、末期発見などの理由で、
そうした治療法をもってしても生命
を救いえない状態がある。末期状態と
呼ばれる命。3~6ヶ月以内と予測
される残された命を、最大限有効に
生きる「場」。それを「ホスピス」
と呼んでいる。また「死を看取る
医学」のことを、「ターミナル・ケア
(末期ケア)」と言う。

 ホスピスとは「温かいもてなし」を
意味するラテン語、「ホスピターレ」
を語源にしている。「ホテル」も、
ここから出た言葉である。中世
ヨーロッパにおいて、聖地エルサレム
を巡礼する際に、途中病気になった
信者を治療した施設をそう呼んでいた
事に由来している。聖ヨハネ修道会の
ホスピタル騎士団が知られている。
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