今昔医療福祉外伝
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発行者:オフィス亀松亭
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ジャンル:ノンフィクション
シリーズ:今昔玉手箱

公開開始日:2011/03/02
最終更新日:2011/03/02 11:02

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今昔医療福祉外伝 第5章 戦国南蛮医療伝
実際、街にあふれていた難民の
大半は、生きる目的や希望を
失っていただけだった。彼ら
は南蛮寺で風呂を使い、衣服を
支給され、粥が与えられた。
「どくだみ」や「げんの
しょうこ」などの薬草茶を飲んだ。
皮膚疾患には、簡単な外科手術
も行われた。

 こうしてしばらく休養し、優しく
接するキリシタン信徒たちから、
奇跡を起こす異国の天帝如来の話
を聞かされた。彼らは、普通の
健康体に戻るのと同時に、人間性
を回復した。彼らにしてみれば、
これだけでも奇跡的な出来事だった。
眠っていた魂が、熱く揺さぶられる
ような感動があった。やがて彼らが、
天帝宗布教の第一線で活躍する事
になるのである。信長の庇護も
あって、キリシタン信者は20万人
に達したと言われている。

 1582(天正10)年6月2日
午前5時。信長が宿泊していた、
京都・四条西洞院の本能寺が、
家臣・明智光秀軍に取り囲まれた。
信長は、反乱軍と戦闘の後、寺に
火を放って自害。

「光秀謀反。信長死す。」

悲報に接した羽柴秀吉は、備中
(岡山県)から軍勢を大反転。一日
80キロとも言われる行軍スピード
で、光秀を討つべく引き返してきた。
いわゆる「中国大返し」である。
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