今昔医療福祉外伝
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ジャンル:ノンフィクション
シリーズ:今昔玉手箱

公開開始日:2011/03/02
最終更新日:2011/03/02 11:02

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今昔医療福祉外伝 第5章 戦国南蛮医療伝
 16世紀後半のヨーロッパには、
宗教改革の嵐が吹き荒れていた。
カトリック対プロテスタントの
血みどろの抗争。その頃の日本は、
戦国乱世のまっただ中にあった。

 スペイン生まれの宣教師・
フランシスコ・ザビエルが鹿児島
にやって来たのは、1549(天文
18)年の事だった。ザビエルは
島津氏の許可を得て、キリスト教
の布教に着手した。好奇心旺盛な
九州の民衆は、こころよくザビエル
に接した。カタコトのコミュニ
ケーションが成立した。

 南蛮人のバテレン(司祭)が説いた
天帝如来(天地創造神・デウス)の
教えは、またたくまに民衆に
広まっていった。ザビエルは、
最初の一年で三千人以上の洗礼を
行ったと言われている。

 南蛮宗の信者は、九州を支配
していた大名にも広まった。
有馬・大村・松浦・小西・宗・
黒田各氏が、妻子・一族ごとに
洗礼を受けて入信。領内に南蛮寺
の建設が認められた。彼ら
キリシタン大名の中でも特に
熱心だったのは、豊後国(現・
大分県)の領主・大友義鎮
(よししげ・宗麟)だった。

 大友氏はもともと、相模国
(現・神奈川県)足柄郡大友村の
豪族で、足利尊氏に味方して室町
幕府を支え、東九州一帯の守護
大名に成長した家柄である。大友
義鎮は、ザビエル来日当時19歳。
新しい思想に最も影響を受けやすい、
多感な年頃だった。この義鎮こそ、
1583(天正11)年にローマ教皇
のもとに少年使節団を派遣した
大友宗麟その人である。
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