今昔医療福祉外伝
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ジャンル:ノンフィクション
シリーズ:今昔玉手箱

公開開始日:2011/03/02
最終更新日:2011/03/02 11:02

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今昔医療福祉外伝 第4章 福祉僧・忍性(にんしょう)伝
 鎌倉時代に、この薬師如来の生まれ
変わり、あるいは「医王如来」と言わ
れた僧がいた。名を「忍性(にんしょう)」
と言う。

 忍性は、1217(建保5)年7月16日
大和国城下郡屏風(現・奈良県磯城郡
三宅村)で生まれた。ここからは、南に
畝傍山(うねびやま)・天香具山(あまの
かぐやま)・耳成山(みみなしやま)の
大和三山を、北西に法隆寺の五重塔を
望むことができた。忍性が生まれた年は、
鎌倉幕府を創設した源頼朝が没してから
18年。2年後には、三代将軍・実朝が
暗殺され、幕府の実権は北条一族に
移ろうとしている頃だった。

 忍性は母親が亡くなったのを契機と
して、16歳の時、聖徳太子とゆかり
のある額安寺に入って出家した。翌年
奈良・東大寺で受戒。受戒とは、師が
弟子に仏教の戒律を授ける儀式の事。
この時の師が、真言律宗を創始して
西大寺中興の祖となる「叡尊」と、
唐招提寺中興の祖で、後に「大悲菩薩」
と言われた「覚盛」である。

 東大寺は、全国の国分寺を統括する
華厳宗の寺で、本尊は「奈良の大仏」
として有名な大日如来。奈良時代に
聖武天皇が建立を願い、行基が
プロデューサーとして大勧進(資金
調達)を行ったのが始まりである。
大仏殿(金堂)は、世界最大の木造
建築物で、金銅製の大仏は高さ15
メートル。7年がかりの鋳造だった。
国家の総力を結集した大プロジェクト
であった。
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