今昔医療福祉外伝
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ジャンル:ノンフィクション
シリーズ:今昔玉手箱

公開開始日:2011/03/02
最終更新日:2011/03/02 11:02

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今昔医療福祉外伝 第3章 古代医療伝
 四天王寺四院の業績は、後の仏教者
の行動の指針となり、「太子信仰」
として受け継がれていった。太子を
敬愛した人物として、弘法大師・空海
や伝教大師・最澄、法然や親鸞などが
いる。太子は日本仏教界を語る際、
最初に登場する天才だが、仏教
だけに固執していたわけではない。
アショカー王同様、幅広いスタンス
をとり、儒教や神道も手厚く保護して
いる。

 609(推古17)年には、「敬神の
詔」を発し、日本古来の神々を敬愛
するようにという方針を打ち出した。
いわゆる「神仏習合」を発想し、
ファジーな宗教政策をとったのである。
日本の精神文化の伝統は、聖徳太子に
よって決定されたといっても言い過ぎ
ではないだろう。

 アショカー王がダルマ(法)によって
国を統治したように、太子もダルマを
具体化した。十七条憲法である。その
内容は、時代を超えた高い意識に貫か
れている。太子の精神生命の結晶で
あり、中核には「和」があった。和と
いう言葉は、非常に感覚的な価値観で、
欧米的価値ではない。だがこれは、
日本が世界に誇るべき民族の宝だと
言える。分裂は「和」によって統合
される。大いなる和の魂と書いて、
「大和魂」という。
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