今昔医療福祉外伝
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発行者:オフィス亀松亭
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ジャンル:ノンフィクション
シリーズ:今昔玉手箱

公開開始日:2011/03/02
最終更新日:2011/03/02 11:02

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今昔医療福祉外伝 第3章 古代医療伝
「戦争とは・・・かくもむごた惨たら
しく、愚かしい行為だったのか。」

ブーラジャは、五体が切り刻まれ、
崩れてゆくような罪悪感に身を
震わせた。

首都・パータリプトラに帰還した
ブーラジャは、幾日も考え続け、
悩み続けた。

「人を殺すのが国か・・生かすのが
国か・・人無くしては国も王もない。
ならばいかにして生かすか。何を
拠りどころとして。」

ブーラジャは自らの苦悩を、人生の
師とも言うべきウパグプタに打ち
明けた。

「ダルマ(法)によって。」
ウパグプタは静かにそう答えた。

「ダルマとは何か?」

「万物を生かす根本の道理の事で
あります。天地自然の一切を受け
入れ、育む器の如きものであります。
日の光も、大地の恵みである穀物も、
ダルマ無くしては成り立ちません。
王よ。王は国を育み、民を照らす
者でなければなりません。ダルマに
従い、アショカーの心を持たねば
なりません。」

「アショカーとは何か?」

「ダルマの心であります。いたわり
と慈しみの心の事であります。
ダルマに逆らい、慈しみを持たぬ者
には、破滅の運命が待っております。
そうした者たちは、暗黒の世界を
さまよい続けるよう定められて
おりまする。」
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