今昔医療福祉外伝
今昔医療福祉外伝
アフィリエイトOK
発行者:オフィス亀松亭
価格:章別決済
章別決済は特定の章でのみ課金が発生いたします。
無料の章は自由にお読みいただけます。

ジャンル:ノンフィクション
シリーズ:今昔玉手箱

公開開始日:2011/03/02
最終更新日:2011/03/02 11:02

オーナーサイトへ
アフィリエイトする
マイライブラリ
マイライブラリに追加すると更新情報の通知など細かな設定ができ、読みやすくなります。
章一覧へ(章別決済)
今昔医療福祉外伝 第2章 心優しき文化圏
 一方アニミズムは、自然を認識
する方法論として、六感を伴う知覚
と感覚によるアプローチを選択した。
大自然を恐れ、敬い、天地の恵みに
感謝する。自然のさまざまな現象を
理解する為に、神々の化身、善霊と
悪霊、自然霊、祖先霊、妖怪などが
登場する。ここでは心や感情、魂が
語られる。人間が人間である為の、
原初的かつ普遍的な領域である。

 つまり科学とアニミズムは、自然
認識の方法論が違うだけで、自然の
不可思議さを軸として表裏一体の
関係なのである。一流の科学者や
宇宙飛行士が「神」を語らざるを
得ないのは、むしろ当然という
べきかもしれない。知性と感性、
理性と感情は、対立する概念では
なく、補い合う関係だという事で
ある。自然に対して畏敬の念を
払わなくなった科学者の傲慢さが、
原水爆の歴史を作るのである。

 人類はやがて、太陽系の諸惑星に
旅立ってゆくだろう。大気圏外の
過酷な自然と対峙する人類は、太古
の人類同様に大宇宙に対する恐れと
神秘、畏敬の念を抱くことになる
だろう。崇高な美しさに対する感動。
それらは皆、原初の人類から脈々と
息づくアニミズムの心そのもので
ある。科学の知性がアニミズムの
感性と手を結んだ時、それは生命の
思想となる。
13
最初 前へ 10111213141516 次へ 最後
ページへ 
ページの先頭へ