虹の橋を渡ったゾウ
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ジャンル:ノンフィクション

公開開始日:2011/03/01
最終更新日:2011/03/01 10:29

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虹の橋を渡ったゾウ 第3章 インディラ(上) ネルーの娘
 ですからこのインディラという名を
持った象を、インドの子供たちからの
愛情と好意の使者として考えてください。
インディラは東京でたったひとりぼっち
で、あるいは少し淋しがって遊び友達を
欲しがるかもしれません。もし皆さんが
お望みならば、インディラがこれから
自分の住処としてゆく新しい国で幸福
になるように、インディラの為にお友達
の象を贈る事も出来ます。象というのは
立派な動物で、インドでは大変可愛がられ、
しかも賢くて辛抱強く、しかも優しいので
す。私たちも皆象の持つこれらの良い性質
を身につけるようにしてゆきたいもの
です。終わりに皆さんに私の愛情と好意
を送ります。

 1949年9月1日 ニューデリー 
  ジャワハルラル・ネルー

 日本政府はインディラのお礼として、
カルカッタ動物園に「大山椒魚2尾」と
「小熊2頭」を贈った。台東区子供議会
からは、インド代表部を通じて、ネルー
首相に「藤娘」と「娘道成寺」の、2つ
の日本人形が贈られた。

 インディラとはな子の来園によって、
上野動物園関係者にようやく明るさと
活気が戻ってきた。「動物園復活祭」
「上野象祭り週間」「象歓迎こども大会」
「児童動物仮装行列」「象入京歓迎報告
大会」など、相次ぐ行事に職員たちも
多忙だった。ひと目インディラとはな子
を見ようと、連日動物園には長い行列が
できた。

「いいですか。インド象のインディラ、
はな子は、おもに木の葉・木の芽・タケ・
草・果物などを一日200キロから
300キロも食べるんです。インディラ
の大好物はリンゴです。象は大体、人間
と同じ60から70年も生きるんです。
こんなに大きくて力も強いのに、性格は
おとなしくてやさしいんですよ。
インディラは15歳ですから、君たち
より少しお姉さんですねえ。」
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