虹の橋を渡ったゾウ
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ジャンル:ノンフィクション

公開開始日:2011/03/01
最終更新日:2011/03/01 10:29

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虹の橋を渡ったゾウ 第2章 印度象鎮魂歌(下) 無念の涙
 1944(昭和19)年になると、
全国の動物園で猛獣処分が相次いだ。
3月に大阪市天王寺動物園でライオン
など10種25頭が、京都市動物園
ではクマ・ライオン等13頭が処分
された。続いて仙台市動物園、福岡市
記念動物園が、猛獣処分の後閉鎖された。

 名古屋市東山動物園は、立地条件の
良さから猛獣飼育が続けられていたが、
12月13日の名古屋市大空襲の際、
ヒョウ2頭、トラ1頭、クマ2頭、
ライオン2頭が銃殺された。さらに
昭和20年2月15日の空襲の際には、
動物園も被弾しヤギュウなどが直撃弾
で即死したが、インドゾウのメス2頭
は終戦後まで保持し続けた。

 上野動物園では、象舎に水牛が飼わ
れたほか、トンキーとワンジーのいた
象舎には、人間の棺500個が保管
されることになった。猛獣舎には、その
まま猛獣の剥製標本が展示された。

 昭和20年3月10日の東京大空襲
では、動物園に直接被害はなかったが、
4月13日の空襲では動物園にも
150個の焼夷弾が落下し、象舎は
ほとんど焼け落ちた。動物園は相次ぐ
空襲などにより、飼料の入手が困難に
なり、閉鎖寸前の状況に追い込まれた。

そして8月15日になった。終戦だった。

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