原爆
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公開開始日:2011/02/28
最終更新日:2011/02/28 10:54

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原爆 第1章 1・マンハッタン計画
 太平洋戦線では、アメリカ海兵隊が
連戦に次ぐ連戦で、バラワン、ルバン、
ミンダナオ、パナイ、セブ、ネグロス
各島に上陸。日本守備隊は玉砕(全滅)
した。2月19日、約7万5千名の
ニミッツ軍が硫黄島へ上陸。栗林忠道
中将以下、約2万3千名の日本守備隊が
激しく抵抗し、アメリカ軍は死者6千
8百名、戦傷者2万1千名を出した。
しかし3月26日、矢尽き刀折れた
日本軍は玉砕。栗林中将も自決して、
激戦に幕がおりた。

 3月26日には、最後の砦とも言う
べき沖縄に、18万3千名のアメリカ軍
が上陸。各地で悲壮なまでの死闘が繰り
広げられた。日本兵10万9千名と、
沖縄市民10万人が死亡した。沖縄戦
の散発的抵抗は9月頃まで続くが、
6月23日の牛島中将の自決を境に、
次第に沈静化していった。

 日本軍はこの時点で、戦艦・航空母艦・
戦闘機もほとんど底を尽き、空襲と
艦砲射撃によって都市は焦土と化し、
降伏は時間の問題になっていた。中国
大陸などには、無傷で存在する400万
の大軍が残っていたが、船が無ければ
日本本土に転用出来ない。仮に船を
出しても、沖縄をおさえて制海・制空権
をアメリカ軍が握っている以上、魚雷か
空爆の的になるだけだろう。本土決戦
の一億玉砕か、無条件降伏か。日本の
選ぶべき道は、2つに1つだった。


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