原爆
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公開開始日:2011/02/28
最終更新日:2011/02/28 10:54

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原爆 第8章 8・ヒバクシャ
 旧ソ連では、1965年から
1988年までの24年間に、石油
やガスの資源調査に39回、石油採取
の為に21回、地下ガス貯蔵施設建設
や貯水池・ダムの建設に35回、ガス
採取に1回、核爆発が行われた。
むろん貯水池やダムは死の湖になった
ままである。放射能の危険性について、
知らなかったのか、何も知らされて
いなかったのか。いずれにせよ、大量
の「ヒバクシャ」を生み出した事だけ
は間違いない。

 これまでに行われてきた核実験は、
2千回以上にのぼる。旧ソ連のセミ
パラチンスク核実験場は、1991年
8月に閉鎖されたが、周辺住民の
放射能汚染まで消去出来たわけでは
ない。加えてアメリカ・スリーマイル
島やロシア・チェルノブイリでの原発
事故がある。ベラルーシ共和国には、
チェルノブイリ事故で放出された
放射能の約7割が降り注いだ。その
結果、特に子供たちの甲状腺がんの
発生率が、通常の70倍を超えたと
いう。

 むろんベラルーシでは、大人たちの
がん発生率も急増している。肺がん・胃
がん・乳がんを中心に、40パーセント
以上の増加率である。もしも欧米社会
が広島・長崎の被爆の現実を直視し、
放射能の怖さを啓蒙していたならば、
かなりの数の「ヒバクシャ」を出さずに
済んだだろう。その数、2500万人
以上と言われている。

 1971年、第3次印パ戦争に敗れた
パキスタンのズルフィカル・アリ・
ブット首相は、「草を食み、餓えて
でも核を持つ」と公言した。イスラム
に核兵器を、という合言葉でリビア、
アラブ産油国から資金援助を受け、
中国の技術協力のもと、パキスタン
は核開発を進めていった。
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