原爆
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公開開始日:2011/02/28
最終更新日:2011/02/28 10:54

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原爆 第7章 7・原爆投下はなかった
 この「玉音放送」の1時間前、
蒋介石は重慶中央放送局から中国
および全世界に向けて、日本の
無条件降伏をラジオで告げた。

「~満州事変から数えれば14年余。
日本の中国に対する侵略行為はここに
終結した。その間、中国国民が受けた
苦痛と犠牲、圧迫と汚辱は数限りない。
日本が侵略した区域は、東北4省
(満州国)をはじめ、河北から広東、
広西まで23省にのぼり、爆撃などの
被害を受けなかったのは、チベット、
外蒙などの辺境地域だけであった。
この間戦闘は3万8千931回に達し、
331万1419人の将兵が死傷した。
非戦闘員の死傷も842万人に達し、
さらに一家離散、飢餓などの被害者
を加えれば、その数は膨大なものに
なる。

 一方、公私有財産の直接的損失は、
掌握出来ただけで、略奪された銀行
の金銀、破壊された産業施設、交通
施設などを、1937年現在の米国
ドルに換算して、313億3千13万
6千ドルに達する。(同年の日本政府
支出7億7千万ドル)

 私はこれが世界で最後の戦争に
なることを希望するとともに、日本
に対する一切の報復を禁止する。
中華民族が伝統とする至高至貴の
特性は、「旧悪を念ぜず、人と善を
なす」である。決して日本人民を敵
とせず、また敵人のかつての暴行に
対して、報復を加えないものとする。」

 この放送は後に「徳をもって怨みに
報いる」の言葉で呼ばれ、中華民国が
日本に対処する基本的信念になった。
事実中華民国政府は、日本に賠償金
を要求せず、なけなしの輸送機関を
総動員して、日本人の全員帰国を
実現させている。親日派・蒋介石の
「仁愛」は、敗戦国日本の救いと
なった。
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