原爆
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公開開始日:2011/02/28
最終更新日:2011/02/28 10:54

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原爆 第6章 6・長崎市浦上
 永野長崎県知事は、防空本部の防空壕に
いて無事だった。彼は西部軍管区参謀
長らに電報を打ち、手持ちの情報を伝えた。
「敵B29、長崎に新型爆弾投下」の情報
は、福岡・熊本・佐賀の近県に臨時
ニュースとして伝えられた。これを受け、
諫早・大村・針尾の海兵団に即刻医療
救護班が編成された。この日の午後には、
諫早海軍病院の軍医2名、看護婦8名を
含む13名が現地に到着した。続いて
島毅を隊長とする、針尾海兵団第1次
救護隊が到着。大村海軍病院、佐世保
海軍病院の軍医・看護婦が続いた。

 また、奇跡的に軽症で済んだ長崎医科
大学外科学教授・しらべらいすけ調来助
ら、16名の医者・看護婦・学生も、当日
午後から医療救援に従事。浦上第1病院の
医師・秋月辰一郎らは、翌日から診療活動
にあたった。誰もが、地獄のような状況下
にあって、不眠不休の治療救援活動を続け
ていた。

 午前11時50分。15坪程の狭くて
蒸し暑い宮中地下室に、鈴木貫太郎首相、
東郷茂徳外相、米内光政海相、阿南惟幾
(これちか)陸相、梅津美治郎(よしじろう)
参謀総長、豊田副武(そえむ)軍令部長の
6名に加え、平沼騏一郎枢密院議長と
陸海軍の軍務部長が陪席して、最高戦争
指導会議の「御前会議」が開かれた。
天皇の終戦決断に対し、東郷・米内・
平沼が賛同し、阿南・梅津・豊田が反対
した。
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