歴史エッセイ集「みちのく福袋」
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公開開始日:2011/02/26
最終更新日:2011/02/26 16:33

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歴史エッセイ集「みちのく福袋」 第1章 第1章・古樹
「願はくは 花のしたにて
春死なん そのきさらぎの
望月の頃」

西行はその歌の願いの通り、
満月の夜、満開の桜のもとで
73歳の生涯を閉じたと伝え
られている。

 明治政府は、西行が愛した
吉野の桜3万本の伐採を命じ
た。吉野桜は封建制度の象徴
であり、仏教的御神木など
とはけしからんというのが
理由だったらしい。むろん、
平泉・束稲山の山桜も伐採
された。
 桜を愛でる心無き「薩長
の馬鹿ども」は、軍備を
増強し、朝鮮半島や台湾へ
の侵略やら、日清戦争に
血まなこになる。日本美術院
を創設した岡倉天心は、著書
「茶の本」の中で、昔文芸を
楽しんでいた時の日本は野蛮
な国と呼ばれ、侵略戦争を
始めてからは近代国家と
呼ばれていると、皮肉を込め
て語っている。その「近代
国家」は、自己肥大したあげく、
大東亜戦争で自滅してゆくの
である。

 いつまでも、桜花を愛で、
風雅を味わう日本人であって
ほしいものだ。
それと、美酒を少々・・・
西行に乾杯。
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