歴史エッセイ集「みちのく福袋」
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公開開始日:2011/02/26
最終更新日:2011/02/26 16:33

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歴史エッセイ集「みちのく福袋」 第2章 第2章・国見八景
 白河関(福島県)から青森県
陸奥湾の外が浜蓬田村に至る
「陸奥街道」には、1町(約9km)
ごとに黄金の阿弥陀仏を刻んだ
笠卒塔婆を建てて、道標にした
というからものすごい。砂金は
奥州の砂だった。
 1180(治承4)年8月。
源頼朝が伊豆で挙兵した事を
知った源義経は、平泉から兄・
頼朝のもとへと向う。この時は
おそらく陸路であり、陸奥街道
を騎馬で南下したものと推測
される。輪王寺脇の、今では
名も無き普通の道を、義経やら
弁慶やらが駆け抜けていったのか
と思うと、何やら歴史のロマンと
いう香を放ち始めるから不思議
なものだ。


第6景「荘厳寺」

 真保裕一という、エンター
テーメント系の作家がいる。
「奪取」という偽札づくりの
長編小説は、あまりの面白さ
の為、丸二日で読みきって
しまった。映画化された
「ホワイトアウト」も同様
だった。主人公の真情に共感
し、最後のページ近くで感動
の涙がこみあげてきた。

 その手練の作家が、山本
周五郎作「樅の木は残った」
はすごいぞと書いていたので、
少し気になった。この小説は
仙台藩祖・伊達政宗亡き後
のお家騒動を扱った内容で、
1970年同名のタイトル
でNHKの大河ドラマとなり、
平幹二郎が伊達家の筆頭
家老・原田甲斐を演じた。

 当時から大河ドラマの
ファンであり、小学生
ながら「竜馬がゆく」や
「天と地と」をワクワク
しながら見ていた私だった
が、「樅の木─」は時代
も内容も渋過ぎた。いわ
ゆる政治の腹芸であり、
大人の心理劇だったから
だろう。ゆえに作者の
山本周五郎作品も、熱心
に読んではいなかった。
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