歴史エッセイ集「みちのく福袋」
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公開開始日:2011/02/26
最終更新日:2011/02/26 16:33

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歴史エッセイ集「みちのく福袋」 第2章 第2章・国見八景
 伊達政宗という人物は、禅で
磨いたヘソ曲がりと反骨の胆
(はら)があり、同時に秀吉好み
の「芸」を心得ていた。1592
(天正20)年3月、朝鮮出兵の
軍団が京を出発。前田・徳川軍
の後に、伊達軍三千が続いた。
軍団は紺地に黄金の日の丸の旗
30本。鉄砲・弓・槍組の徒歩兵
は全て、黒塗りの具足で、胸と背
に金の☆マーク。騎馬武者は黒の
母衣(ほろ)に黄金の太刀大小を
帯びるという軍装。

 この伊達軍団の渋いダンディズム
を、都人が「ダテ者よ」と感嘆
して囃したという。政宗は、これ
ほど美しい軍団を泥だらけの
最前線に送るような秀吉ではある
まい、という読みもあった。政宗は
幼い頃、疱瘡(天然痘)で右目を失明
し、独眼竜の異名を持つ。黒と金の
美学から、猿と竜との化かし合いも
見えてくる。


○o。..。o○o。..。o○o。..。o○o


○第二景「南山閣」

 インターネットで女流詩人
と知り合った。彼女は高浜
虚子が好きだと言う。明治
時代の俳人の事など、私は
ほとんど知らなかった。
芭蕉や蕪村を調べていた時
だったので、虚子も少し
探ってみた。

 虚子は1874(明治7)年
2月、愛媛県松山市に池内清
として生まれた。ちょうど
一年前、同じ松山市に河東
乗五郎が生まれていた。後に
虚子と同級生となり、同じ
俳句の道を歩む河東碧梧桐
(かわひがしへきごどう)で
ある。
 虚子は生涯に20万句
もの俳句を生み出した。

「銀河西へ 人は東へ 
 流れ星」

「悠久を思ひ 銀河を仰ぐ
 べし」
11
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