長編伝奇小説「アストラルの森」
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ジャンル:ファンタジー
シリーズ:アストラルの森2・聖人間工房

公開開始日:2011/02/24
最終更新日:2011/02/23 21:17

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長編伝奇小説「アストラルの森」 第3章 第3章・暗黒のサバト
「ではいかにして?」

「わしならば、あれを使う。」

「あれですか。あれはいくらなん
でも、少し大げさなのでは?」
「ソロモンの護符が完成していれば、
立派な国難になっていただろう。多少
大げさだが、こちらも略式の呪法。
あれでいいじゃろ。」

 2人が語る「あれ」とは、大元帥明王法
の呪である。大元帥明王とは、大日如来や
阿弥陀如来など、全ての如来と菩薩の
複合体であり、全ての明王の元締めでも
ある。密教最強の呪法であり、個人に
対して用いられるものではない。国
自体が危うい時などに用いられる。
日本では鎌倉時代末期のモンゴル軍団
来襲の時に用いられ、暴風雨によって
モンゴル軍が壊滅した「神風」の奇跡を
生んだ。

 この呪を、聖東方騎士団を背後で操る
霊団に用いようと言うのである。正式な
呪の場合は、1日数十回の修法を数十日
も続ける。だが金吾が行おうとしている
略式の呪でも、かなり強力な力を有する。

 金吾は実行を決意した。
「そうか、やるか・・・どうせなら
派手にやりなされ。奴らをスパッと無に
帰してやる事こそ、仏の慈悲という
もんじゃて・・・ははははっ・・・
では金吾殿・・・頼みましたぞ。」

松坊主はそう言うと、金吾の深層意識
からスウーッと消えた。



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