長編伝奇小説「アストラルの森」
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発行者:オフィス亀松亭
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ジャンル:ファンタジー
シリーズ:アストラルの森2・聖人間工房

公開開始日:2011/02/24
最終更新日:2011/02/23 21:17

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長編伝奇小説「アストラルの森」 第3章 第3章・暗黒のサバト
 白川がパソコンから離れて部屋の中を
見渡すと、3人の少女が等身大の全裸姿で、
白川を見て笑っていた。白川は両手を振り
回して、幻影を振り払おうとした。少女
たちは全身から血を流し、鞭の傷跡も生々
しかった。白川は三方から囲まれた。

 少女たちの冷笑が、白川の頭の中に
鳴り響いた。

「止めろ・・・笑うな・・・」

白川はデスクの上の書類を、少女たちに
投げつけた。誰もいない空間に書類が
舞った。白川は完全に錯乱していた。

白川は少女たちが鞭を持っているのを
発見した。彼女たちは、白川に向けて思い
思いに鞭を放った。白川は後ずさりし
ながら、鞭の攻撃をかわした。

次の瞬間白川は、フローリングの床に
落ちていた書類に足を滑らせ、尻もち
をついた。少女たちは三方から同時に鞭を
振り下ろした。白川は全身に激痛を感じ、
恐怖の叫び声をあげた。

 白川は震えながら後ずさりした。少女
たちは、立て続けに鞭を振り下ろした。
白川は焼けるような激痛を感じた。背中に
ひやりとした感触があった。ベランダに
続くサッシの戸だった。白川は右手で
少女たちの鞭を防ぐ仕草をしながら、左手
を後に回してサッシ戸を開けた。冷やっと
した風が吹き込み書類が舞った。
 白川はベランダに転がり出た。ベランダ
の手すりにつかまって、よろけながら立ち
上がった。しかし少女たちは消える事なく、
手に手に包丁を持って白川めがけて切り
つけてきた。白川は顔を切られ胸を刺され、
腹を抉られた。白川が傷口に手を当てて
から掌を見ると、どす黒い血がべったりと
貼りついていた。白川は絶叫した。
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