長編伝奇小説「アストラルの森」
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ジャンル:ファンタジー
シリーズ:アストラルの森2・聖人間工房

公開開始日:2011/02/24
最終更新日:2011/02/23 21:17

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長編伝奇小説「アストラルの森」 第1章 第1章・イナンナ
「霊も人間の感情や思考も、電波の波みたい
なもんだからな。類は友を呼ぶって事さ。」
「あんた、意外に詳しいじゃん。」
「知り合いに霊能者が多くてな。」
 真梨は再びイナンナについて思い返した。
「特に命令されたりとかはなかったなぁ。」
「受けた印象とか、雰囲気は?」
「ものすごくなつかしい感じ。お姉さん・・
親友・・もっと近い感じ。」
「ダイヤモンド色の光か・・・こりゃ
ひょっとすると・・」
「ひょっとしたら何?」
 拓也はジャケットの内ポケットから、携帯
電話を取り出した。
「イナンナだよな。知ってそうなのに聞いて
みるよ。」
「うん。お願い。」
携帯はすぐに繋がった。拓也は相手と簡単な
挨拶を交わし、イナンナについて質問して
から真梨の方を向いた。
「詳しく知りたい?」
真梨は大きく頷いた。
「・・・これからそっちに行くよ。」
そう言ってから電話を切った。
 拓也は真梨の顔をじっと見つめた。
「わかったよ。イナンナってのは、
シュメール文明の大地の女神だとさ。」
「シュメール?」
「ガッコで習わなかった?チグリス・ユー
フラテス川流域に栄えた、古代メソポタミア
文明。現在のイラク。」
「ああ、なんとなく。へえぇ、大地の女神
かぁ・・・」
「でな。詳しく知りたかったらおいでとさ。」
「なんて人?」
「金刺(かなさす)弥生。金刺って家はな、代々
信州・諏訪大社の神官なのだそうだ。実家
は諏訪湖のほとりで老舗のホテルやってる。」
「へえぇ、なんか巫女さんっぽい感じするねぇ。
で、あんたとはどういう
関係なのさ。」
「仲良し。」
「あちこちに美人の仲良しがいて、お幸せな
こと・・・」
「ふくれるなよ。俺が愛してるのは真梨
なんだから。」
「はいはい。さっ、行こう・・・」

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