長編伝奇小説「アストラルの森」
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ジャンル:ファンタジー
シリーズ:アストラルの森2・聖人間工房

公開開始日:2011/02/24
最終更新日:2011/02/23 21:17

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長編伝奇小説「アストラルの森」 第1章 第1章・イナンナ
「殺人・人食い・近親相姦。人間社会の
3大タブーだ。」
 姦淫という言葉は、かなりの頻度で旧約
聖書に登場する。何度も禁止勧告が出されて
いる背景には、ほぼ日常的に姦淫が行われて
いたという現実があるのだろう。
「母と息子、父と娘、兄弟姉妹間の性行為は、
原始社会からのタブーであり、死刑に価する罪
だった。これを犯した者は、部族の者たちが
石を投げて集団で処刑したそうだ。」
「今、ロリコンの父親が娘を犯す事例が増え
てるらしい。」
「うらやましいか?」
「どうかな・・・」
 拓也にとって、話の展開が意外だった。
姦淫というとすぐに、大乱交パー
ティのようなものを連想したからだ。
「タブーというのは、あきらめの感情なのだ
そうだ。殺しの抑制機能もそう
だけど、近親相姦も強烈な魅力らしい。
だからそのタブーを破った者がうら
やましい。その嫉妬の感情が死刑となった
らしい。」
「なるほどねえ。人間の感情の中で、最も
強いのが嫉妬だと言うからなぁ。」
「アダムとイブは兄と妹の関係とも言える
しな。」
「それで蛇の誘惑と禁断の木の実か。」
 金吾は人差し指で頬をポリポリ掻きながら
話を続けた。

「古代オリエント社会では、特にエジプト王朝
では兄弟姉妹間で結婚するのが原則だった
だろう。」
「またまたイナンナ対ヤハウエか。」
「それと姦淫のもう1つの側面があってな。」
「というと?」
「獣姦。」
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