ツマズキながら歩いてきました
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お礼2
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ジャンル:エッセイ・日記

公開開始日:2016/06/12
最終更新日:2016/07/24 12:25

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ツマズキながら歩いてきました 第5章 高校を卒業後、東京に上京する!
高校時代は、ポケベルとバレエに明け暮れた私ですが、ある疑問にぶつかります。


==========

踊りの追及だけで、
生活は成り立つのだろうか。

もっと、幅広く何かができたほうが
良いのではないか。

==========


こんな疑問を持つようになりました。
自分の幅を広げる為に、芸能スクールの入学を決意します。


忘れもしない、高校3年生の夏休み。
芸能スクールの「入学説明会」と表向きに称された、実質的なオーディションに参加しました。


歌も演技もわからない私は、田舎から電車に乗り、説明会に挑みます(笑)


当日は、芸能に関する実績などの質問がありました。


「踊りや歌、演技などのご経験はありますか?」

と面接官に質問され


「踊りは、ちょっとだけ、やったことがありますが、歌や演技は、やったことがありません!」

と正直に答えました。



いやいや。。。
中学生の時に、ロシアの国立バレエ学校の教授先生のレッスンを受けておきながら、
「ちょっと、やってました」ってレベルじゃないだろ。。。(^^;)って話しですが、あえて、そのように答えました。



実技審査は、踊りからのスタート。
一応経験者でしたので、なんとか、クリアできて一安心!

踊りの先生からは

「あなた、ちょっとやってたレベルじゃないわね。
プロとして、どこかでやってたでしょ?」

とあり

「いえ。。。プロではないですが、一応、バレエ歴は長いです。」

と答えました。



歌の審査は、ピアノを習っていたので、譜面は読めました。
ですが、どのように歌ってよいかがわからず(笑)、

「先生!私は、譜面は読めますが、どのように歌って良いかが、わかりません!!!」

と大胆にも、【自分は、できない人】をアピール(笑)



そして、演技の審査。
まったくの経験がありませんでしたので、始まる前から絶望的でした。

先生に、台本を渡され、

「●●役のセリフを読んでください」

とあり、自分なりに考えて、読んでみました。



もちろん、演じたなんていうレベルじゃなく(笑)、ただ、台本を読んだだけでしたが

「あなた、本当に演技の経験が無いの?」

と、先生から質問されました。


「はい。幼少から、ピアノとバレエを習ってきましたが、演技は、まったくやったことがありません」

と、これまた正直に答えました(笑)



すると、先生がこのようにおっしゃいました。

【あなた、お芝居向きね!】


私にとって、意外な一言でした。



すべての審査が終わって、一週間後に連絡がありました。

合格をいただき、私は、演技コースにすすむことになります。


母に、その旨を伝えると

「小学校の宿題の詩の暗記もロクにできなかったのに、芝居がつとまるのか。。。」

と言われました。


そうなんです。
いまだにですが、暗記ものや、暗唱ものが苦手で(笑)、
特に小学生の頃は、詩を暗唱することができず、
「覚えられない!」とテンパってしまい、40分くらい泣いた経験があるのです。

その姿が母にとっては鮮明だったらしく、娘が演技方面に進学することに、かなり心配のようでした。



そんな私は、進学を機に、東京に上京することになります。


【田舎育ちの私が、東京でやっていけるのかな。。。】


戦いが始まる前から、体が震える不安に襲われるのでした。
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