第1章でお話ししましたように、私は、とてもつらい保育園時代を過ごしました。
しかし、小学校に入学すると、私の新たな才能が開花されます。
ファミリーコンピューターが、各家庭で流行り始めたのがきっかけでした。
私は、お友達のお家で、ファミコンのコントローラを握ったのですが、その瞬間の感触は、いまだに忘れません!
「なにこれ?!凄い!!!(≧∇≦)」
一瞬にして、コンピューターゲームの世界に惹き込まれました。
これは、何としても手に入れたいと思った私は、
両親と祖母に、こんな話しを持ちかけます。
「ファミコンが欲しいんだけど、買ってくれるまで、学校に行かない」
と話し始めました。
そんなの冗談だろうと思っていたようですが、私は本当に実行しました(笑)
小学生になって、保育園時代よりも、多少の日本語を遣えるようになってきたので、
保育園時代のつらさを打ち明けました。
「これだけ、つらい思いを我慢してきたんだしさ。
保育園を変えて!って、当時、言ったとしても、保育園の経営者の付き合いがどーの、こーのって言って、園を変えるなんて、無理だったでしょ?!
それをゲーム機で、こっちはチャラにしようってんだからさ。」
と伝え、ゲーム機を買ってくれるまで、自宅待機をしていました(笑)
今、振り返れば、これがビジネスにおける今の私の【交渉術】の基盤となります(笑)
交渉が成立し、ゲーム機を手に入れた私は、
朝5時に起床し、1時間だけゲームをやり、その後は、きちんと学校に行き、
帰宅後は、先に宿題をやり、1時間だけゲームをするという生活を送っていました。
そんな生活を送っていましたら、
近所の男の子よりも、ゲームが上手になり(笑)
私の自宅では、ゲームのプレゼンテーションが行われるなどもありました。
小学校の6年間は、ゲームにのめりこみましたが、勉強もそれなりに頑張っていました。学力診断テストでは、学年で1位をとったことなどもありました。