晃 ~盗撮の代償~
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発行者:十光土佐
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ジャンル:その他

公開開始日:2011/01/24
最終更新日:---

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晃 ~盗撮の代償~ 第1章 実験



 僕と大(だい)は今、僕の部屋で息をひそめて「ある人物」がやってくるのを待っている。
 僕の部屋なんだから別に息をひそめなくてもいいんだけど、やってることが後ろめたくて、僕も大もなんとなく黙りこくったまま、その人物が学校から帰ってくるのを待っている。
 来た。
 僕の姉ちゃん、若菜(わかな)の足音。階段を上ってきて、隣の部屋に入る。
 液晶モニターに姉ちゃんの姿が映った。暗くてかなりザラついててへりに何かの影がかぶっている画面を横切って勉強机のそばまで行くと、ベッドに手提げ鞄をどさっと投げる。小学生のランドセルでも、中学の変なリュックみたいなやつでもない、あの手提げ鞄がいかにも高校生って感じで、ちょっとカッコいい。
 机の上のエッチな本に気付いたみたいだ。読むのか、読むのか? 僕も大も、身を乗り出してモニターを見つめる。
 姉ちゃんは何事もなかったかのように、カメラの方、つまりクローゼットの方に向かって歩いてきた。ちぇっ、つまんないの。
 クローゼットの扉が開いて画面が明るくなった。実験は失敗したけど、これなら姉ちゃんの着替えが見られそうだからまあいいか。
 でも、姉ちゃんはそこから予想外の行動に出た。
 腰をかがめて、カメラを真っ正面からのぞき込んだ。画面に姉ちゃんの顔がアップになる。
「やべえ、バレてるよ。どうしよう」
 大は、言い出しっぺのクセして僕よりビビッてる。
 姉ちゃんは二、三回顔の向きを変えてクローゼットの中を見回したあと……またしても何事もなかったかのように、机に戻った。クローゼットを開けたままで。
 イスに座って、エッチな本を開いて読み始めた。
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