ビター☆スマイル
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発行者:秋星
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2011/01/13
最終更新日:2011/01/21 15:19

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ビター☆スマイル 第2章 春が来た
「春日さん」

ポンと背中をたたかれて、撫子は振り返った。

「ね、寧々ちゃん」

そこに可憐な少女の姿を認めた撫子は、こぼれんばかりの笑顔で彼女を見つめた。

身長はさほど変わらないのに、撫子は小さい子に対するように膝を曲げる。

そのためにどうしても若干見上げるようになるのだが、撫子は一向に気にならない。

それと言うのも、このポーズには意味があるから。

そう、聖騎士が姫に忠誠を誓うのと同じだけの……。

撫子は寧々のカバンに「重そうだから」と手を伸ばす。

けれど、寧々は「え、そんなことないよ」と撫子の手からカバンを守る。

「そんなことないことないよ」とまた撫子が寧々のカバンに手をかけようとする。

「そんなことないことないことないんだってば」と、さらに寧々が逃げる。

そういうことが延々、学校まで繰り返されるのはいつもの風景で……。

二人とも、よく飽きないなぁと弟の二葉は感心しながらそのあとをついて行くのだった。
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