イルバシット 戦士と花嫁 約束の大地へ
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発行者:桜乃花
価格:章別決済
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2011/03/07
最終更新日:2014/09/10 23:00

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イルバシット 戦士と花嫁 約束の大地へ 第1章 イルバシット
だからこそ、戦士達は、闘えるし、この過酷な掟に従えるんだ。

俺はそんな風に考えた。

心の中に発した熱は、俺の体を温めた。

俺は、キサのトルキを抱いたまま、暖かい眠りの中に落ちて行った。


5 ラスカニア王国


南下して、雨雲を避ける事に成功したバルザンとネストは、ラスカニア王国に入り、宿を探していた。

カルダゴに行くには、ラスカニア王国を通った方が早いのだが、ラスカニアの王室が、接待好きな為に、戦士達には避けられて来た。

「王室には挨拶抜きで行くぞ!噂では、三日三晩、宴会に付き合わされるらしい。相手が旅立ちの戦士だって、手加減なしだって話だからな」


「そうだね。でも、王室同士縁を繋いでるのに、挨拶なしで大丈夫?」

「急いでるんだから、気にするな。それにしても、イルバシットと違って、町が、なんだか綺麗だな」

周りに立つ家も、イルバシットと同じ石造りだが、装飾は、銅や金が使われていて、豪華に見える。

水路も整い、どこも宮殿みたいだ。

イルバシットも、持っている資源はラスカニアと同じである。

だから、イルバシットの民はラスカニアに憧る。

そして、ラスカニアの町の美しさを、一つの目標としているのだ。

「イルバシットはやっぱり貧しいのかな?」

「家の仕事が宮殿の料理人だからって、財政までわからいよ。でもトルキや、トルキナスの鎧の美しさは勝ってる。それぞれ才には方向があるんだろ。なんだか言い訳みたいだけど」

「そうだな、じゃあ宿を見つけるか。これ以上熱が出たら、旅が思いやられるし」

二人は、それぞれ、辺りを見渡し、宿の看板を探すが、大通りには見当たらない。

地図を見ても、そんなはずはないんだが。

ラスカニアの言葉はしゃべれないが、食べ物や、道などの問答は、地図と一緒に綴じてある。

バルザンは、自分達で探すのが面倒になって、宿を探しています、という文章を、花売りの青年に見せてみた。

青年は、あぁと言って、東を指した。

宮殿が見えるから、そっちには、あんまり近づきたくないが、別の人に聞いても、東を指すので仕方ない。

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