イルバシット 戦士と花嫁 約束の大地へ
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発行者:桜乃花
価格:章別決済
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2011/03/07
最終更新日:2014/09/10 23:00

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イルバシット 戦士と花嫁 約束の大地へ 第1章 イルバシット
「ケイだ。俺達を探しているぞ。こっちへ来い、もっと近くへ」


なんでだ、反逆をしながら、だれも殺さない?


権力が目的じゃないって事なのか?


それでも、同朋だから?


いくら考えても、反逆者の意図は分からなかった。


彼にしたら、国王さえ暗殺の機会はあったのに。


気が散って、小隊長を探すのもはかどらない。


物置小屋や納屋がたくさんあるが、そこは誰かが探した後らしく、扉が開け放ってある。



後、大の男を閉じ込めておける場所など、もう無いじゃないか。



木菟が、巣繕いでもしているのか、コンコンと木を叩く音が聞こえる。


木菟の雛は、捕まえて育てると、家のねずみを捕るようになる。


巣のあるところだけ、確認しておこう。


二人は確実に生きている。


すでに確信していたケイは、木菟のくちばしの音の方へ歩いた。


高い木などない、北の塔の裏の方から聞こえているようだった。


おかしいと思いながら近づくと、音はくちばしではないと気づいた。


ムササビか、リスか、動物が、木に穴を開けているのか。


少なくとも、くちばしのたてる軽い音ではなかった。




物見の塔の、石の抜けた所でも削っているのか音は、この塔から発していた。


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