イルバシット 戦士と花嫁 約束の大地へ
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発行者:桜乃花
価格:章別決済
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2011/03/07
最終更新日:2014/09/10 23:00

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イルバシット 戦士と花嫁 約束の大地へ 第1章 イルバシット
ケイは驚きのあまり、大声で走り回った。


その声は、北の塔にも。


「サビ!ケイの声じゃないか?火事だって騒いでる、間違いないぞ。母親の顔を見て戻ったのか?あの親なら、サビを追い返しても不思議じゃない。あいつに何とか知らせられないものか」


「小隊長!いつか暗号を考えましたね?牢屋につながれた時、逃げようとか、助けてとか、壁のたたき方で。玉を、ぶつけましょう!あいつは、剣は半人前だけど、頭は切れる。絶対気がつきます」



「玉は二つ…。タン、タタ助けてはそうでしたね。何かないかな」


「サビ、一つ投げて、拾い、二つを投げてみよう」










「火事だぞ~誰かいないのか?みんなどこだよ」


ケイは、北の詰め所の扉に手をかけた。


「なんだ?血が付いてる。なんだよ誰か居ないのか?」



「おいこっちだ!お前は、ドレのところのケイ・シグだな。火事ではない。焚き火だ。火事を装ったな」


「大隊長もこの迎賓宮にいた兵も無事だが、敵は、ここを燃やそうとしたふしがある。だから生木を燃やし、煙りを出したんだ。お前が慌て、騒いでくれて、助かった」


「兵は配してある。お前はドレとネードを探せ」

「エン中隊長。多分、小隊長達は、此処へ来たはずです。そして、扉の取っ手で怪我をして…。敵が絡んでるのかな。だとしたら、早く見つけないと」

















面白いな。流石と言うべきなのかな?


僕の張った網から、抜ける小鳥がいるとは。


好きにすればいいさ。


もう、僕の思うがままなんだからね。










「さて、とりあえず詰め所に向かうか?エン中隊長の指示に従おう」


食事にありつけなかった兵士達は、歯車が狂ったことにも気づかずに、動き出した。










「小隊長!サビ~!どこにいるんだよ~!」


敵は、サン家の次期当主だという。



狙われたらさいご、とても勝てる相手じゃないし。


今のうちに、助けなきゃ。


二人の行動が分かるのは俺だけなんだから。



どこかに捕らわれているはず、誰も殺されていないから。


??


殺されていないから?



相手の目的はいったい?


分からないよ。



「小隊長~!」


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