イルバシット 戦士と花嫁 約束の大地へ
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発行者:桜乃花
価格:章別決済
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2011/03/07
最終更新日:2014/09/10 23:00

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イルバシット 戦士と花嫁 約束の大地へ 第1章 イルバシット
「タグさん、俺、今お姫様と結婚して、幸せになれるかどうかわからない。来年また夏が来て、それでも、リリアがまだ独身で、俺がお姫様にすごく会いたいとしたら、一目散に、ここへ帰ってくるよ」


「あっはっは。賢い子供だな。良くできた。怪我をして、危険なめにあって、そんなとき花嫁を決めるのは、愚かな事だ。もし、リリア様が、お前の花嫁になる宿命をお持ちなら、そうなるじゃろう」



「負けないぞ、お前なんかに。忘れてないだろうな!」


「あぁレブ。君との試合にも勝つ」


なんだか幸せだ。


キキ様も、堅く護られているし、敵の正体もはっきりしている。


本当の平和は、すぐそこまで来ているんだ。


「左手って、結構難しいな!剣を握るにも、これからは、左手が大切だからな」


「タグ爺さん、俺は、どうなる?まだ右手に力が入らない」


「痛み止めが沢山入れてある。明日には切れるから、少し痛むぞ。子供の骨の薬も同じだ。覚悟しておけ」



「タグさん、王妃様とアダン家のお姫様は元気かな?安全にしてるんだろうけど」


「キキ様には、お休みの時にも護衛がついている。リリア様、シス様にもな。アダン家のお二人は護衛が付いていても大人しくはないが」


「首謀者の家族は隣国で見つかった。彼らにとっては、人質をとられたも同然。首謀者はどこかへ亡命する機会を狙っているに違いない。もう同朋ではないが、哀れだ。悲しいよ」


「じい。言葉もないよ、俺は暗殺を止められなかった。何も出来なかった」


「シス様を守り、キキ様の盾となったではないか。よくやったとはいえないが、悲観する事はない」


「じいは厳しいな!でも助かったよ。命を失わずにすんだんだ」



「腹がふくれたら、また眠れ。寝ている間に傷がふさがる。皿を下げたら、見張りの兵士が外に立つトイレはしばらくそこへしろ」


バケツが二つ置いてあった。


扉には、もう一つ小さな扉がついていて、そこからバケツくらいは外に出せそうだ。


「用をたしたら、儂を呼べ。始末してやる。遠慮はするな。お前達は、暗殺者からしてみれば仇みたいなもの、だからこの部屋には、儂だけが入る事にしたんだ」


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