イルバシット 戦士と花嫁 約束の大地へ
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発行者:桜乃花
価格:章別決済
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2011/03/07
最終更新日:2014/09/10 23:00

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イルバシット 戦士と花嫁 約束の大地へ 第1章 イルバシット
そうか、イルバシットとは、すべてが違うんだな。


「じゃあ行ってくる。お前も絶対負けるなよ」



レブは、出て行った。


俺は迷ったが、その試合を見ることにした。


リリアの様子が心配だったからだ。


今日は、シスともあっていないし。


俺は、王家の席に、リリアのいない事を願ったが、国王夫妻も、王族の方々も、昨日と同様、競技場に花を添えていた。


昨日は賑わっていた兵士の席も、今日はまばらにしか埋まっていない。


平の兵士より、圧倒的に王族の兵士が強いと言うことか。


俺はまた、昨日の席、一番奥の一番前の席についた。


冷たい声は聞こえては来ない。


昨日、第一試合だった者は、今日は最終試合か?


呼ばれる兵士は、昨日、終わりの方に戦った者達だ。


俺は、介添えの兵士が呼んでくれるだろうと、安心してレブの試合に集中した。


レブは、リリアの前での試合である。


相手は、少し年齢のいった兵士だ。


多分隊長格の兵士だろう。


本当は、勝ちたくないんだろうか?


優勝するには、上司に当たる兵士に何回か勝たなくてはいけないわけだ。


軍事大国で生きて行くには、それでも恨まれない、付き合いのうまさがいるって事なんだろう。


レブに関しては、あんまり旨いようには見えないけど、シスが後ろにいるなら、心配もいらないか。


レブの試合が始まった。

彼は定石どうりに待ちの姿勢。


相手をうまく焦らした。

隊長格の兵士達は、どうやら、自分の得意な武器で戦うことは出来ないらしい。


どちらが有利かは、心の強さにもよるだろうが、うまいバランスだと言えるだろう。


重さや長さの違う剣、ましてや槍と剣では、間合いが違う。


いくら使い手と言えども、実力のすべてを出すのは難しいはずだ。


レブの相手は今のところ隙を見せないが、少しずつレブに勝機が見えてきた。



相手が徐々に間合いを詰めてきている。



レブは、それでも動かない。


振り下ろす剣は、すべて、相手の剣を狙っている。


ラスカニアの兵士は総じて力が強い。



レブもその外にもれない。


三度目の力比べ。


明らかに、若いレブが有利。

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