~<貧乏暮らしと、5,7,5>~~
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発行者:yanmi-
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ジャンル:ファンタジー
シリーズ:浮き世小話

公開開始日:2016/06/01
最終更新日:2016/03/30 10:20

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~<貧乏暮らしと、5,7,5>~~ 第1章 浮き世馬鹿~小話、貧乏、PR!
 小話~~<もぐり>~③ー②

を開けると長椅子が置かれて、その向かいのカウンターに受付と書かれている。
「あのー」と言うと、其の後ろのカーテンからチョビ髭のヨレヨレの薄汚れの白衣を着けたオッさんが顔をのぞかせて、
「呼びますから、この番号札を持って待ってて下さい」と言って、25番と書かれた紙切れを渡した。
待合室には誰も居ない。
カウンターの下に張り紙がしてあって、それには料金表、(上)三万円、(中)二万円、(下)一万円、そばに「当院は保険はききません」と小さく書かれている。
歯が痛くて、なんだか変だという気持ちも湧いてこない。
荷物をソファーに投げて頬をおさえて座り込んだ。

入っていくと、汚れた白い棚と丸椅子だけの裏窓が開いた、ガランとした診察室である。
座ると「どうしたの」とチョビ髭が聞いた。
「夕べから歯が痛みはじめて、しょうがないんです」
「んー、急性歯痛炎だね、口を開けてごらん」
ボールペンで歯をつついて、
「食あたりだね」
「食あたりで歯が痛むんですか」
「食べ物が歯にあたったんだよ、君っ、、、どんなに痛むんだ」
「ズキンズキンと脳にひびくんです」
「脳が音を出して割れるているんだ」
「じゃあ、大変じゃないですか」
「たいしたことはない、脳が割れれば痛みが止まるから」
「冗談はよして下さい、早く直して下さいよ」
又、口を開けさせて、
「あんたは黄色い歯の人種だねー」
しょうもない事をブツブツ言いながら、又ボールペンで歯をつついた、
「あいたー、しょっちゅう何するんですか」
「診察だからねー」と、余計つついてくる、
「あーっ、早く何とかして下さい」
「大丈夫、引っこ抜いたらすぐ直る」
「先生、痛くないようにして下さいよ」
「痛いのを通りこすから大丈夫、大丈夫僕はイタクナイと言うんだよ、君っ」
と言いながら棚をガチャ、ガチャさせて何やら握ってきた。

~「貧乏」~
 > 金の奴 俺の目の前 パット逃げ。


 > この野郎 たたってやるぞ あの世まで。


 > どうしても 俺のお金は 逃げ回る。

 
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