敦子 第一話 ~大っきらいな敦子へ~
敦子 第一話 ~大っきらいな敦子へ~
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発行者:十光土佐
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ジャンル:その他
シリーズ:敦子シリーズ

公開開始日:2011/01/09
最終更新日:---

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敦子 第一話 ~大っきらいな敦子へ~ 第1章 気が進まないこと
 そう言うと、返事も聞かずに僕の腕をつかんでさっさと歩き出す。しかたないから、ついて行った。
 敦子の家の前は何度か通ったことがあるけど、家に上がったことはない(当たり前だ)。敦子はスカートのポケットからカギを出して玄関を開けた。あれ? 敦子の家って共働きだっけ?
「パパは会社。ママは用事で出かけてて、夜まで帰ってこないの」
 僕の考えが見透かされている。誰もいない家に連れ込んで、一体何をする気なんだろう。僕は何をされるんだろう。気が重くなった。
 この時、逃げようと思えば逃げられたと思う。でも、敦子の『大事な用』という言葉が頭の片隅にひっかかっていた。それに、今日の敦子はどこかヘンだ。『大事な用』が何なのか言わないし、それに、なんだか少し緊張してるみたいに見える。
「早く来なさいよ」
 結局、僕は敦子の家に上がった。
 背中を押されるようにして……いや、本当に文字通り背中を押されながら僕は二階へ上がった。階段を昇り切ってすぐのところにある部屋――敦子の部屋らしい――に僕を押し込むと、敦子はランドセルを床にどさっと置いた。僕も、汗で貼りついたランドセルをはがすようにして背中から下ろし、床に置いた。
「大事な用って、なんだよ」
 僕はベッドの側に突っ立ったまま、言った。
「ねえ、和矢」
 敦子は後ろ手にドアをパタンと閉めると、そのままドアにもたれかかった。まるで、僕の逃げ道をふさぐように。
 そして、信じられないことを言った。
「あたしの裸、見たい?」
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