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第5章 腹式呼吸のメカニズム
『素敵に話そう!ヴォイストレーニング』
ナビゲーターの
泉あゆみです。
暑い日が続きますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
さて先日、携帯電話の機種変更をした私です。
なかなか使いなれず、携帯を触るたびにしかめっ面が多いです(笑)
では、レッスンに入りましょう(^-^)
先週に続きまして、腹式呼吸のお話しをしていきたいと思います。
今日は
『腹式呼吸のメカニズム』
について簡単にですが、お話ししていきます。
腹式呼吸は、空気を吸ったときにおなかが膨らみ、
吐いたときにおなかがへこむ状態を指しますが、なぜそのような動きになるのかをみていきましょう。
●腹式呼吸とは横隔膜の広がり!
腹式呼吸を簡単に説明しますと、
肺の下に広がる横隔膜の広がりによっておなかが膨らんだり、へこんだりします。
空気はおなかに入るわけではなく、肺に入ります。
空気を取り込んだ肺がおなかの方へ降りることでおなかの近くの内臓が下に下がり、横隔膜が広がっておなかが膨らむ状態になるわけです。
しかしこの時に、体に力が入っている状態では横隔膜が広がらず、おなかが膨らみません。
●寝ているときはみんな腹式呼吸になっている!
寝ている時に、自然とおなかが動いているんです。知っていましたか?
寝ている時は脱力している状態ですから、
横隔膜が動きやすく、おなかが動くわけです。
●立っている時に、腹式呼吸になりにくいのはなぜ?
立っている時は、寝ている時ほどおなかが動きません。
それは脱力の具合にあります。
寝ている時は脱力状態を作りやすいですが、立っている時は思うように脱力状態が作れません。
つい力が入ってしまう状態が、腹式呼吸になりにくいのです。
立った状態でもいかに力を入れずに立っていられるか、おなかの周辺を固めずにいられるかが課題となります。
腹式呼吸はたくさんの空気を取り入れることができる呼吸法で、声を出しやすくしてくれるものです。
そして、たくさん空気を取り込めることで、
声を出す時にハリのある大きな声を出せるきっかけになりますので、
前回のメルマガのエクササイズを使ってぜひ腹式呼吸の練習をしてみてください。
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