飼い主募集します!
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発行者:鉢嶺来
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ジャンル:お笑い・ギャグ

公開開始日:2010/12/17
最終更新日:---

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飼い主募集します! 第11章 禿沢来襲、合宿終了
「さぁ、宇宙の屑も去ったことだし、始めるのです」
満面の笑みでひとみがそう言った。両手に抱えきれない程の花火を持って。
あぁ、大半の男なら瞬殺できそうな笑顔だな。
あくまで内面を知らなければ、の話だが。

「半分持つよ」
俺はそう言うとひとみから花火を半分受け取った。
「あぁ…先輩、これってもしかして…愛、ですか?」
「ちげぇ」
「う、そんなきっぱりくっきり断言しなくても」

そう言いつつもひとみはどこか嬉しそうだ。
しっかしこんな量の花火、一晩で消化できるのかね?

俺たちは中庭に出ると手持ち式の花火からとりあえず始めることにした。

「おひょー!にほんどうじなのだー!!」

田辺がキャッキャ言いながら丸い円筒型の花火を片手に
一本ずつ持つと同時にひとみに点火してもらい大はしゃぎで前に両手を突き出す。

「こら、幼女、花火は一本ずつやれ!
貴様のようなお子様が二本同時にするなど危なすぎて見てるこっちがハラハラする!!」
「まぁ、いいじゃないかシモーナ、冠凪の言うとおり今日で合宿も最後だ、
楽しくないよりは楽しい方がいい、見ろ、あれを」

章太郎が指差す方を見ると、死んだ魚のような目で
体育座りをして一人ポツンと線香花火をしている禿沢の姿があった。

「………あれが敗者の姿だ」
流石に同情したかのように章太郎が呟く。
「成る程、だが奴に同情の価値はド変態のプライベートビーチに
落ちている砂粒一欠けらの価値も無いな、何せはげピザだからな」

相変わらずとことん嫌われているな、禿沢。
まぁ、俺はその寂しい夏の思い出にちょっとは同情してやるくらいの器量はあるぞ。
あくまでちょっとだけどな。

「はげさわー、たのしんでるかー!くらいぞー、なははははははーー」
禿沢の沈んだ気持ちなどどこ吹く風なのか、
田辺はクルクルと回転しながら花火を振り回しながら禿沢に声をかけた。
「た、楽しんでいるとも!光ちゃんこそ楽しんでいるかい?」
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