飼い主募集します!
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発行者:鉢嶺来
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ジャンル:お笑い・ギャグ

公開開始日:2010/12/17
最終更新日:---

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飼い主募集します! 第10章 バーベキュー!
「う、うわーん!あやまるのだ!だからこうはにくがたべたいのだっ!」
「うふふ、冗談ですよ、コウちゃん」

そう言いながらひとみが田辺の頭を撫でた。
「ふぁ…じょ、じょうだん?」
「はい、ピーマンの中にお肉を詰めて出してあげます、
好き嫌いも克服できて一石二鳥なのです」

ひとみがこれはいいアイディアと言わんばかりに左手の人差し指を上にあげた。

「か、かわってないのだーっ!!」
田辺が涙目になりながら姉貴を見上げた。
禿沢辺りならイチコロで逝ってしまいそうなその顔も姉貴には全く効果が無く
「好き嫌いをしているから貴様は何時までたっても幼女のままなんだ、試しに食べてみろ」
と言い放った。

「だ、だけど…」
「問題ないだろう、見ろ、この肉を、多分…
というかこの先これを逃すと一生食することは出来ない代物だぞ」

姉貴の言葉にちらりと田辺はひとみの持つ肉を見た。
細かく入った霜降り、
買ったらきっとグラムで軽く諭吉が何人か飛んでいくんであろう
その肉を凝視すると田辺の口から涎がだらだらと滴り落ちた。

「う、うん、た、たべてみる…こうはこうかいはしたくないからな…」
と目線を肉から外さないまま田辺はそう呟いた。

「ああ、そうだド変態、泪乃用に安い肉も用意しておけ、贅沢を覚えられては敵わん」
姉貴がちらりと泪乃を見てそう言った。

「わかりました、では近くのスーパーからセール品も取り寄せるのです」
そう言うとひとみは携帯を取り出してどこかに電話する。

「あ、あたしなのです。近くのスーパーから一番安いお肉を買ってきて欲しいのです、
え?何故安い肉を?ふふ、あたしが食べるんじゃないのでご心配には及びませんのです、
飼い犬用です、何でも贅沢させては駄目らしいのです、はい、それではお願いします」
と伝言を恐らくはあの黒いリムジンに
乗っていたであろう使用人に伝えると携帯を切ってポケットに仕舞った。
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